多様な生物が生息する都立公園づくり

THE DIVERSITY OF LIFE

多様な生物が生息する都立公園づくり

八国山緑地

八国山緑地での取り組み

平成27年度に検討会を開催し、整備計画を策定。これを基に、平成28年度に雑木林や池の整備を行いました。
その後は必要に応じ、下草刈りなどの維持管理や、事業の成果を調べるための生物調査を行っています。

樹林地皆伐後の様子(中央高圧線下)
樹林地皆伐後の様子(中央高圧線下)
樹林地皆伐後の様子(南側樹林)
樹林地皆伐後の様子(南側樹林)
池の浚渫後の様子(ふたつ池・下池)
池の浚渫後の様子(ふたつ池・下池)

生物調査について

整備エリアで見られた哺乳類、野鳥、両生類、爬虫類、昆虫、植物の調査を行い、データを蓄積しています。
また萌芽更新を目指すエリアでは萌芽した株の数や芽の長さなども調べています。

湛水状況調査の様子
湛水状況調査の様子
哺乳類調査センサーカメラ設置の様子
哺乳類調査センサーカメラ設置の様子
昆虫調査 トラップ設置の様子
昆虫調査 トラップ設置の様子

整備調査エリア

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確認された生物

令和3年度12月現在、八国山緑地では計1,017種の生物を確認しています。
その中の一部をご紹介します。

ホンドタヌキ
ホンドタヌキ
オオタカ
オオタカ
ツミ
ツミ
トラツグミ
トラツグミ
ニホンアカガエル
ニホンアカガエル
ヤマアマガエル
ヤマアマガエル
アズマヒキガエル
アズマヒキガエル
アオダイショウ
アオダイショウ
キンラン
キンラン
クチナシグサ
クチナシグサ
キイロトラカミキリ
キイロトラカミキリ

・・・国や東京都が、絶滅の恐れがある生物をまとめた『レッドリスト』に記載されている種類

現状とこれから

若い林、明るい林が好きな生物(キンラン、オケラなど)をたくさん確認することができました。
着実に雑木林の若返りが進んでいます。
今後もした草刈りを続けつつ、切り株から発芽した枝の整理(必要な分を残し、不要な分を伐る作業)を行う予定です。